主な種類と特徴

ブロッコリーが一般的に食べられるようになったのは1970年代からです。品種の分化は多くなく、茎の頭にできた花蕾だけを利用する頂花蕾型、枝分かれした先からできた花蕾も利用する頂花蕾・側花蕾兼用型、脇から次々育つ側花蕾を主として利用する側花蕾型等、花蕾を収穫する場所の違いによって品種が若干分かれている程度です。
*頂花蕾型 茎の頂部に大きな花蕾を一つだけつける、現在主流のタイプです。花蕾を大きく成長させ茎を一緒に長めに収穫します。
*側花蕾型 わき芽が次々と生育し各頂部に小さな花蕾をつけるタイプです。スティックタイプのブロッコリーには、キャベツの仲間であるカイランとブロッコリーを交配してできたスティックセニョールや、山口県農業試験場で育成された”はなっこりー”等があります。全体は細めですが、アスパラガスのように茎の部分が長くてやわらかいのが特徴で、茎ブロッコリーとして人気を集めています。
*ブロッコリー・スプラウト ブロッコリーの種を発芽させたものです。発芽させた野菜等の芽はスプラウトと呼ばれ、貝割れ大根やもやしもスプラウトの一種です。ブロッコリー・スプラウトは、1997年にがん予防に効果のあるスルフォラファンが多いと発表されたことから注目されはじめ、スプラウト人気の火付け役となりました。成熟した野菜より栄養分が豊富で、生食に向く手軽さから需要は年々高まっています。
*カリフラワー カリフラワーは、ブロッコリーやキャベツと同じアブラナ属の野菜で、花キャベツとも呼ばれています。ブロッコリーと姿や形が似ていますが、栄養的にはややブロッコリーより劣ります。しかし、ブロッコリーほどではありませんが、ビタミンCやビタミンB1、B2も多く含まれ糖質も多いことからほのかな甘さがとてもおいしい野菜です。米国では生でサラダとして食べられています。

栄養素・機能性成分

  ブロッコリーは、欧米では「栄養宝 石の冠( Crown of Jewel Nutrition )」 と呼ばれるほど、ビタミンやミネラル、食物繊維等の栄養素を豊富に含む緑 黄色野菜です。中でも風邪予防や美肌効果が期待できるビタミンCの含有量は、生のままだと100g中120㎎とレモン果汁の2倍以上含まれており、野菜の中でもトップクラスです。夜間の視力回復や発ガン抑制効果の期待できるカロテン、お互いに協力して貧血を予防する鉄や葉酸を豊富に含むほか、カルシウムの代謝を促す作用を持つビタミンKがカルシウムと共に豊富に含まれているため、骨粗しょう症の予防効果も期待できます。

選び方

 花蕾がこんもりと盛り上がっており、つぼみの粒が小さくしっかりと密集したものを選びましょう。また、茎の切り口がみずみずしく、ス(茎の空洞)が入っていないものが新鮮です。 完熟したブロッコリーは柔らかく甘みも強くなりますが、小ぶりのものは早取りされた場合が多いので、重量感のある大ぶりのものを選びましょう。

保存方法

  新鮮なものほど甘みがあるので早 めに食べきりましょう。 収穫後のブロッコリーは呼吸作用が激しく、つぼみが開くと品質が低下するので、水洗いしないでポリ袋に入れ密封せずに野菜室で保存するか、小花蕾毎に分けてかためにゆでて冷凍するとよいでしょう 。

*このコーナーの文章は、独立行政法人/農畜産業振興機構 「野菜ブック 食育のために」. から引用させていただいています。