主な種類と特徴

しょうがを大きさにより分類すると、”大しょうが”、”中しょうが”、”小しょうが”に大別され、栽培・収穫方法により分類すると、”根しょうが”、”葉しょうが”、”矢しょうが”に大別されます。
*根しょうが  根しょうがの名のとおり、食用となるのは地下の塊茎部分です。肥大したたくさんのこぶが幾方向にも連なり、大きいものは1株で1キロほどになります。
*新しょうが 収穫直後の白く柔らかいもの。
*ひねしょうが 2か月以上貯蔵したもの。皮は飴色で繊維質があり、新しょうがに比べ香り辛みがともに強まります。

栄養素・機能性成分

 しょうがは、ビタミン、ミネラル等の栄養素の含有量は少ないですが、漢方として利用され、風邪の緩和剤、せき止め等にも用いられているように、さまざまな効能があります。しょうがに含まれる香り成分や辛み成分が多くの機能性を発揮します。ショウガオールやジンゲロンをはじめとする数々の香味成分が含まれており、食欲増進や疲労回復に役立つほか、健胃や解毒、保温、消炎作用等の効果があります。また、しょうがには強い殺菌作用があるため、食中毒の予防にも効果的です。さまざまな薬効作用があるしょうがは健康維持のために欠かせない野菜といえます。

選び方

 根しょうがは、肉厚でふっくらとした形のものを選ぶと筋っぽくありませ ん。新しょうがは表面がしっとりしていて傷みのないもの、葉しょうがは白い 部分が比較的まっすぐなものを選びましょう。また、根しょうがは飴色、新しょうがは桃色を帯びた白、葉しょうがは葉の緑が鮮やかなものが新鮮です。

保存方法

 根しょうがは、そのまま冷暗所で保存できます。使いかけのものや洗ったものは、水気をよくふき取ってからラップで包み、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。新しょうがや葉しょうがは主に生食用で鮮度が命です。ラップで包んで冷蔵庫に保管し数日で食べきるか、酢漬け等にして保存しましょう。ポリ袋やラップに包んで密閉すれば、冷凍保存も可能です。スライスやみじん切りは小分けにして冷凍保存し、使うときは冷凍のまま加熱します。すりおろしたものは薄くのばして冷凍すると、使う量だけ割って取り出すことができます。風味を失うことなく、かつ、短時間で自然解凍できるので便利です。また、薄くスライスして天日干しで乾燥させると、長期間の保存が可能となります。香りはなくなりますが、スー プやしょうが焼きに利用すると旨みが凝縮されます。漢方としても使われる乾燥しょうがは、生のしょうがより体の深部を温める効果があります。冷蔵庫で乾燥してしまったものも捨てずにこの方法で食べきりましょう。

*このコーナーの文章は、独立行政法人/農畜産業振興機構 「野菜ブック 食育のために」. から引用させていただいています。